Xboxエミュレータの解説評価 PC版

2021年02月01日

Xboxはプロテクトがかかっていることから解析が難しく、さらにハードの情報もほとんど存在しないためエミュレータの開発に膨大な時間がかかります。またマイクロソフトからの圧力により個人である有志の方々は開発を終了して潰されてしまったことも少なくありません。

ゲーム機としては飛びぬけたスペックを保有しており当時からパソコンと比較されることが多く、Xbox上で動作するエミュレータも存在しています。ニンテンドー64以下ならだいたい動くみたいで興味があるならば試してみてもいいかもしれませんね。

エミュレータ 再現性 起動率 BIOS 日本語 簡単設定 RetroArch
Cxbx-Reloaded ★☆☆ ★☆☆ 不要 X O X
XQEMU ★☆☆ ★★☆ 必要 X X X

Cxbx-Reloadedのレビュー

Cxbx-Reloadedの起動画面

再現性 ★★☆☆☆
コスト フリーソフト(無料)
対応OS Windows
推奨CPU Intel Core i3 10100以上 (3.6GHz 4コア8スレッド)
AMD Ryzen 5 3500以上 (3.6GHz 6コア6スレッド)
推奨GPU NVIDIA GeForce GTX 1050以上
※2Dや軽い3DゲームならAPUでも可
メモリー 8GB以上
機能性 セーブステート/マルチプレイ
日本語 非対応
BIOS 不要
RetroArch 非対応
エミュ公式  Cxbx-Reloaded公式サイト

2011年ごろに中断されていた初代Cxbxを受け継いで十数人のチームによって開発進行しているXboxエミュレータです。分かりやすく名称をCxbx-Reloadedに変更されました。

公式発表の動作リストによるとXboxのゲームソフトのうち12.7%がほぼ完ぺきな再現性を可能とし、40.9%が遊べるレベルにまで進化しています。2021年現在も頻繁に更新されていて更なる成長に注目です。待ち遠しくありますね。

お金の力は偉大なんです

最初はこちらのチームも解析に手を焼いて難しい雰囲気が漂っていましたが流れが変わったのは2017年です。たくさんの寄付金により支援を受けて今まで不可能だったことができるようになり開発速度が10倍に跳ね上がりました。(開発チームによると14年かかる作業が1年で完了したとのこと)

単純にゲームソフトを買いそろえるだけでも膨大なお金が必要になりますから、エミュレータの開発は時間とお金が非常にかかる趣味性の強いボランティア作業なんです。少数での開発は限界がありますからできる範囲での支援をしていきたいですね。

エミュレータ対応の実機コントローラーまとめ
ゲームキューブコントローラー USB接続
任天堂のライセンスを受けて作られたホリ製クラシックコントローラーです。連射機能を搭載しておりSwitchに限らずUSB接続することでパソコン上(Xinput)でも認識します。
PS4コントローラー USB接続
BlurtoothもしくはUSB接続することでパソコンでも認識します。デュアルバイブレーション、加速度・重力感覚、ジャイロセンサー搭載。
Xbox 360コントローラー USB接続
USB接続することでパソコン上でも認識します。もちろんPCゲームやエミュレータでも利用可能。公式のゲーム大会では有利すぎると使用禁止になった最強のゲーミングコントローラー。

XQEMUのレビュー

公式スクリーンショット
Mech Assault
再現性 ★★☆☆☆
コスト フリーソフト(無料)
対応OS Windows
推奨CPU Intel Core i3 10100以上 (3.6GHz 4コア8スレッド)
AMD Ryzen 5 3500以上 (3.6GHz 6コア6スレッド)
推奨GPU NVIDIA GeForce GTX 1050以上
※2Dや軽い3DゲームならAPUでも可
メモリー 8GB以上
機能性 セーブステート/マルチプレイ
日本語 非対応
BIOS 必要
RetroArch 非対応
エミュ公式  XQEMU公式サイト

Cxbxの開発が中断されてからしばらくして登場したのがXQEMUです。やはりXboxの解析は難しく最初は緩やかなスピードで進行されていましたが2015年ごろから開発速度が加速し今ではトップクラスの起動率まで成長しました。

pcmaker氏作成の互換性リスト(2018年版)によると細かなバグを気にしなければ6割近くのゲームソフトが動作するようでブラックボックスと呼ばれるXboxをここまで解析したのは凄いですね。

XQEMUの特徴の一つとしてグラフィックの再現性にも力を入れており内部の解像度を上げることでいずれはPCSX2のような実機を超えた画質も可能となります。

GUIではないため扱いが難しい

Cxbx-Reloadedと肩を並べる完成度を持つXQEMUにもメリットデメリットがありゲームによって使い分けることが好ましいでしょう。難点としては、XQEMUはそのままでは起動できずPythonやランチャーのインストールが必要なためパソコンに詳しくない人には扱いが難しいと思われます。

Xbox本体のスペックと成り立ち

Xbox本体の画像

CPU Intel Mobile Celeron 733MHz 3コア 180nm
GPU NVIDIA NV2A 233MHz (GeForce3の改良版)
メモリー DDR SDRAM 64MB

2002年2月22日に発売されたXbox(エックスボックス)は世界最大規模であるマイクロソフトが発売した家庭用ゲーム機です。マイクロソフトが製作したことから中身はほとんどパソコンと言えるような高スペックで構成されています。

しかし日本では任天堂やソニーが何十年も前にゲーム業界の基盤を作り終えておりマイクロソフトが新しく入り込む余地はありません。

多くの人はブランド買いするため性能が高い低いではなく「任天堂だから買う」、「ソニーだから買う」という流れが出来上がった中では当然、業績不振な結果だけが残りました。

日本と欧米のターゲット層の違いを読み間違えたことも決定的となり日本から撤退したのです。2001~2002年はインターネットもそれほど普及しておらずマイクロソフトの知名度も今ほど高くはなかったことも敗因の一つでしょう。