PSエミュレータの解説評価 PC版

2021年02月14日

プレイステーションは世界で最も売れたゲーム機としてギネス認定されており25年以上経過した今も人気が高く活発的なエミュレータ開発が行われています。

BIOSを吸い出してプラグインを変更する方法で高い互換性を発揮したのは過去のこと。近年ではBIOS不要プラグイン不要のエミュレータも増えてきています。

当サイトでもなるべく専門知識要らずで簡単に扱えることに重点を当てて掲載します。

エミュレータ 再現性 起動率 BIOS プラグイン 日本語 簡単設定 RetroArch
DuckStation ★★★ ★★☆ 不要 不要 O O O
XEBRA ★★★ ★★★ 不要 不要 X O X
PCSXR-PGXP ★★★ ★★★ 不要 必要 X X O
ePSXe ★★☆ ★★★ 不要 必要 O X X

DuckStationのレビュー

起動画面
PSエミュ:DuckStation起動画面
再現性 ★★★★★
コスト フリーソフト(無料)
対応OS Windows/Linux/Mac/Android
推奨CPU Celeron G5900以上 (3.4GHz 2コア4スレッド)
AMD Athlon 3000G以上 (3.3GHz 2コア4スレッド)
推奨GPU NVIDIA GeForce GTX 750 Ti以上
※ネイティブ画質なら内蔵GPUで問題ありません
メモリ 2GB以上
機能性 PGXP (PS特有の3D歪み修正)
アップスケーリング (高解像度で再描画)
ReShade (色調補正)
テクスチャフィルタリング (テクスチャを中間色で補完)
ワイドスクリーン (描画領域が横に広がる)
倍速/セーブステート/チート
日本語 対応
BIOS 不要
プラグイン 不要
RetroArch 対応
エミュ公式  DuckStation公式サイト

DuckStationを直訳するとアヒル駅。愛らしい名前に反して再現性や機能面は飛びぬけて優秀なPSエミュレータです。最近登場したばかりであまり知られていませんが最も期待されています。

2010年以前に再現性がほぼ極まったPSエミュはそれ以降あまり変化がないとさえ言われてきましたがDuckStationによってアヒル革命が起きたのです。

初代PSでもここまで高画質化できる

他のエミュレータと比較してグラフィック再現に力を入れておりプレステ実機をはるかに超える画質で遊べることが一番の強みです。6倍の1440pで再描画すると驚くほど綺麗になるのでグラフィックボードを積んでいる人は試してみてはいかがでしょうか。

画質の変化にも驚きますがワイドスクリーンハックで表示領域が広がることもプレステ実機の性能をはるかに超えています。ワイド化するとキャラクターが横に太ることをイメージしますがこれは純粋に領域が広がるだけです。

プラグイン不要、BIOS不要、標準で日本語化

近年はBIOS機能を内蔵しているエミュレータがいくつもありプラグインも不要の方向へと変わりつつあります。標準で多くの言語に対応しているため2010年以前のような初心者お断りな時代は終わりを告げました。

DuckStationは開発が開始されたばかりでプレステ実機BIOSのような互換性までたどり着けていませんが、いずれナンバーワンのエミュレータになる日が来るでしょう。

プレイステーションはまだまだ進化する。

XEBRAのレビュー

公式スクリーンショット
XEBRAビデオプラグイン
再現性 ★★★★★
コスト フリーソフト(無料)
対応OS Windows/Android
推奨CPU Celeron G5900以上 (3.4GHz 2コア4スレッド)
AMD Athlon 3000G以上 (3.3GHz 2コア4スレッド)
推奨GPU AMD内蔵GPUでサクサク動きます
Intel内蔵GPUでも問題ありません
メモリ 512MB以上
日本語 非対応
BIOS 不要
※用意すると互換性UP
プラグイン 不要
※用意すると画質UP
RetroArch 対応
エミュ公式  Xebra公式サイト

エミゅってしまうま(略称XEBRA)は研究も兼ねて将来のエミュレータ開発者へ情報提供を目的として作られました。熱心に研究を続けられており10数年経過した今でもプレステへの情熱は止まりません。

数あるPSエミュレータの中でも精度が抜群に高い特徴を持っており正確なグラフィック再現を目標にしています。基本はネイティブ画質で遊ぶことになりますがビデオプラグインを用意すると互換性を犠牲にして画質を向上させることもできます。

エミュレータの専門知識は不要、すぐ遊べる

XEBRAはプラグイン不要でBIOSもエミュレートできるためゲームソフトをパソコンに挿入するだけですぐに遊べることも大きなメリットだと思います。

PS本体が入手不可能な現代ではBIOS機能を実装してくれるのはとても助かりますね。もちろんプレステ実機BIOSを別途用意することで互換性は向上します。

また、CD Manipulatorなどの吸い出しツールでROMイメージをパソコンに保存すると高速な読み込み速度が実現して快適に遊ぶこともできます。エミュレータ作者も吸い出すことを推奨しています。

実行モードの調整で互換性アップ

唯一の難しい設定は実行モードの調整でしょうか。「Run」→「Run」の設定項目にMode1からMode5まで用意してあります。

Mode1は公式推奨の設定で処理をいろいろ省くため動作が軽くなりますが、一部のゲームでキャッシュが正常に働きません。

Mode5は全てのコードを監視および処理するためエミュレーション精度が高くなりますが著しく重くなります。

PCSXR-PGXPのレビュー

PGXP適用比較
トゥームレイダー修正
再現性 ★★★★★
コスト フリーソフト(無料)
対応OS Windows/Linux/Android
推奨CPU Celeron G5900以上 (3.4GHz 2コア4スレッド)
AMD Athlon 3000G以上 (3.3GHz 2コア4スレッド)
推奨GPU AMD内蔵GPUでサクサク動きます
Intel内蔵GPUでも問題ありません
メモリ 1GB以上
機能性 PGXP (PS特有の3D歪み修正)
ワイドスクリーン (描画領域が横に広がる)
BIOS 不要
※用意すると互換性UP
日本語 非対応
プラグイン 必要
RetroArch 対応(?)
エミュ公式  PCSXR-PGXP公式サイト(NGemuフォーラムサイト)

PCSXR-PGXPは再現性が高いPCSXの派生PSエミュレータで第3世代になります。初代PCSXは2003年に開発終了し、2代目PCSX Reloadedは2016年に開発終了しました。そしてこちらが3代目のPCSXR-PGXPです。

特徴としては高精度な3Dグラフィックを描画することが可能になりePSXeでは諦めていたプレステ特有の斜めになる歪みが改善されています。これによりトゥームレイダーなどの座標計算がより正確になりました。

BIOS不要だけどプラグインは必要

PCSXシリーズは以前からBIOS不要で使い勝手のいいPSエミュレータですが、さらに一歩先を行くDuckStationもしくはXEBRAはプラグインすら不要なのでやはり面倒に感じる部分はあります。

特化したプラグインを使いこなすことで互換性は向上するため用途に合わせて自分に適したエミュレータを使いわけることが重要なんでしょうね。

ePSXeのレビュー

起動画面
ePSXe起動画面
再現性 ★★★★☆
コスト フリーソフト(無料)
対応OS Windows/Linux/Mac/Android
推奨CPU Celeron G5900以上 (3.4GHz 2コア4スレッド)
AMD Athlon 3000G以上 (3.3GHz 2コア4スレッド)
推奨GPU AMD内蔵GPUでサクサク動きます
Intel内蔵GPUでも問題ありません
メモリ 512MB以上
機能性 セーブステート/チート
日本語 対応
BIOS 不要
※用意すると互換性UP
プラグイン 必要
RetroArch 非対応
エミュ公式  ePSXe公式サイト

CVGS事件によって意気消沈していた2001年に突如として現れ抜群の再現性によって多くの人が震えた伝説のPSエミュレータです。

初期は実機BIOSが必要でしたが2015年のアップデートでHLE BIOS機能が実装され遊びやすくなりました。ただし実機BIOSとセーブステートの互換性がないので注意してください。

残念ながら2010年以前のような情熱は失っており年々とアップデート頻度が減少して2016年を最後に更新が止まっています。PSエミュレータ全体では移り変わりが早くePSXeはもはや過去のものとなってしまいました。

プラグインを探し回った日々に終わりを告げる

ePSXeはエミュレーション精度がそこまで高くないためゲームによって様々なバグが発生し、回避するべくグラフィック/サウンドのプラグインを探してダウンロードしていたと思います。

さらに昔は実機BIOSも必要な仕様になため初心者お断りの時代でしたが2021年現在はBIOS不要/プラグイン不要/日本語OKで誰でもすぐに扱えるPSエミュレータが開発されています。

これからプレイステーションで遊びたい人はDuckStationもしくはXEBRAをオススメします。

PlayStation本体のスペックと成り立ち

PlayStation本体の画像

CPU MIPS R3000A 33.9MHz
GPU SONY 32bit GPU
メモリ 2MB+1MB

1994年12月03日に発売されたPlayStation(プレイステーション)はソニーが開発販売した家庭用ゲーム機です。今では世界で最も売れたゲーム機として有名ですが最初からうまくいったわけではありません。

当時はまだ一般的ではなかった3Dゲームの開発はサードパーティーにとって難易度が高く、培ってきた経験を生かせるスーパーファミコンは開発しやすいことも理由の一つでした。

王者任天堂の時代はしばらく続きますが品不足が続くスーパーファミコンのカセットは年々高くなり供給が追い付きません。対してプレステはCD-ROMは半額以下で大容量な上に生産力もあるため多くの需要が満たせるPS1へ自然と移行していきました。

ソニーがPS開発用プログラムを安く提供してサードパーティーを大事にしたことも大きかったのでしょうね。

エミュレータ特化の実機コントローラーまとめ
ゲームキューブコントローラー USB接続
任天堂のライセンスを受けて作られたホリ製クラシックコントローラーです。連射機能を搭載しておりSwitchに限らずUSB接続することでパソコン上(Xinput)でも認識します。
PS4コントローラー USB接続
BlurtoothもしくはUSB接続することでパソコンでも認識します。デュアルバイブレーション、加速度・重力感覚、ジャイロセンサー搭載。
Xbox 360コントローラー USB接続
USB接続することでパソコン上でも認識します。もちろんPCゲームやエミュレータでも利用可能。公式のゲーム大会では有利すぎると使用禁止になった最強のゲーミングコントローラー。