N64エミュレータ PC版

2021年02月11日

N64エミュレータの歴史は長く1999年に突如現れたUltraHLEはあまりの完成度の高さに任天堂から圧力を受けて公開からわずか10日で開発終了した伝説のエミュレータです。

あれから20年以上が経過して解析がおおよそ完了しているため再現性に特化したものから様々な機能性に優れたのもあり多種多様です。惜しくはどれも完全な互換性までは一歩足りない印象を受けます。

N64
エミュレータ
完成度 BIOS プラグイン 日本語 RetroArch
 m64p
(Mupen64Plus)
★★★ 不要 必要 X O
 Project64 Netplay ★★★ 不要 必要 O X
 ParaLLEl ★★☆ 不要 不要 O O

m64p(Mupen64Plus)のレビュー

起動画面
m64p起動画面
再現性 ★★★★☆
コスト フリーソフト(無料)
対応OS Windows/Linux/Mac/Android
推奨CPU Celeron G5900以上 (3.4GHz 2コア4スレッド)
AMD Athlon 3000G以上 (3.3GHz 2コア4スレッド)
推奨GPU AMDは内蔵GPUでサクサク動きます
※Intel内蔵GPUでも動くけど非推奨
機能性 フルHD/ステートセーブ/ネットプレイ
日本語 非対応
BIOS 不要
プラグイン 必要
RetroArch 対応
エミュ公式  m64p公式サイト

m64pはMupen64Plusを扱いやすくまとめたものでGUI化して簡単に起動できるようになりました。再現性が高いGLideN64プラグインも標準で付属されており最も完成度が高いN64エミュレータだと思います。

Mupen64シリーズは様々な種類が出回っているため混乱しますが全て一つにまとめられたこちらのm64pさえ抑えておけば解決です。
m64p = Mupen64Plus + GUI + GLideN64 + NetPlay

フルHDで描画することも可能でパソコンの必要スペックは若干高くなりますが実機を超えるグラフィック再現も実現可能になります。

標準でネットプレイ対応

再現性や互換性にある程度目処がたつと次に目指す機能としてネットプレイがあります。m64pも標準でネットプレイに対応してクラウドシステムを利用することで接続できます。

もちろん無料で利用可能でゲーム特化のチャットアプリDiscord:m64pに接続すればいつでもネットプレイしやすくなります。

ゲーム動作率には自信あり

正確な再現性に特化したParaLLElというエミュはRetroArchが必須で独特な操作感になっており単独で動作するこちらのm64pをオススメします。現存する中で最も高いゲーム動作率を誇ります

日本語非対応でプラグイン式なエミュレータなので初心者にハードルが高いかもしれませんが標準で同梱されているプラグインで特に問題なく遊べるとおもいます。

Project64 Netplayのレビュー

起動画面
Project64 Netplay起動画面
再現性 ★★★★☆
コスト フリーソフト(無料)
※Project64は有料
対応OS Windows
推奨CPU Celeron G5900以上 (3.4GHz 2コア4スレッド)
AMD Athlon 3000G以上 (3.3GHz 2コア4スレッド)
推奨GPU AMDは内蔵GPUでサクサク動きます
※Intel内蔵GPUでも動くけど非推奨
機能性 4K出力/ステートセーブ/ネットプレイ
日本語 非対応
※Project64は日本語対応
BIOS 不要
プラグイン 必要
RetroArch 非対応
エミュ公式1  Project64公式サイト
エミュ公式2  Project64 Netplay公式サイト

UltraHLE伝説に続いて第二の伝説を作ったエミュレータがこちらのProject64です。
10数年経過した今でもユーザー数が多いため設定方法で分からないことがあれば情報がたくさん転がっており初心者でも扱いやすいこともメリットの一つでしょう。

Project64 Netplayは名前の通りネットプレイに対応して公式最終バージョンである2.3.2ソースをもとに構築されました。GLideN64やAzimer’s Audioが標準搭載されてプラグインを別途用意せずとも快適に遊べることが特徴です。

基本的な部分はProject64そのまま受け継いでおり昔も今も変わらない高い完成度を持っています。

ネット対戦するならProject64シリーズ

描画の正確性では最近登場したParaLLElに先を譲り、また互換性の面ではm64pのほうが優位な位置にいますがネットプレイをするならばユーザー数が多いProject64シリーズをオススメします。(Mupen64シリーズと比較するとオンラインユーザー数に5倍近く差がありました)

ラグはそれなりにあるほうで反射速度が要求されるゲームで遊ぶことが難しい反面、長めの猶予を確保してあるため切断されることが少なく安定的なネットプレイが可能です。

ParaLLElのレビュー

起動画面
RetroArch起動画面
再現性 ★★★★☆
コスト フリーソフト(無料)
対応OS Windows/Linux/Mac/Android
推奨CPU Celeron G5900以上 (3.4GHz 2コア4スレッド)
AMD Athlon 3000G以上 (3.3GHz 2コア4スレッド)
推奨GPU AMDは内蔵GPUでサクサク動きます
※Intel内蔵GPUでも動くけど非推奨
機能性 4K出力
日本語 非対応
BIOS 不要
プラグイン 不要
RetroArch 対応
エミュ公式  RetroArch公式サイト (起動してからコアをダウンロード)

ParaLLElは2020年に登場したばかりの新しいN64エミュレータでRetroArchのコアとして利用できます。単独起動できないため独特の操作感覚は賛否両論ありますね。

特徴としては実機に近い自然なグラフィックの再現性を目標としており、実機を超えた画質で遊べるMupen64やProject64とは方向性が異なります。しかしながらアップスケーリング技術により4K相当に描画しなおすことで実機より明らかに高画質なグラフィックを体感できます。

HLEとLLEの違い

エミュレーションにはHLE/LLEの2種類ありHLEは実機とは異なる描画を用いて再現を目指す方法で、LLEは実機の描画をエミュレートする方法になります。ParaLLElはLLE方式を採用しているため正確性が最も高いエミュレータとして人気があります。

HLE(Mupen64/Project64)は描画を省くため軽い動作が特徴です。当初は低い再現性を推移していましたが開発し続けた今では実機をはるかに超えるグラフィック能力を身につけました。

LLE(ParaLLEl)は実機の計算そのままエミュレートするため処理が重くなることが特徴です。正確性を目指すため実機を越えるグラフィックで遊びたい人には合わないかもしれません。

NINTENDO64本体のスペックと成り立ち

NINTENDO64本体の画像

CPU NEC VR4300カスタム 93.75MHz
GPU SGI Reality Co-Processor 62.5 MHz
メモリ Rambus RDRAM 500MHz 4.5MB

1996年6月23日に発売されたNINTENDO64(ニンテンドー64)は任天堂が開発販売した家庭用ゲーム機です。ゲームの世界で自由自在に遊ぶためコントローラーに3Dスティックが導入されました。(ライバルのプレイステーションは十字キーのみ)

当時すでに大容量なCD-ROMが主流になりつつありカセットを継続したN64は高価格・低容量でゲーム開発が難しくサードパーティから敬遠されてしまいます。

影響力が大きいスクウェア/エニックスがPS1に移行したことによりRPGが好きな人はPS1を、アクション系が好きなら任天堂を選択するようになり現在もその流れを継承していると思います。

N64は失敗だと公式から発表されましたが任天堂が作るソフトはどれも名作揃いで今も多くのファンが魅了されていますね。

ROMやBIOS管理の注意

ゲーム機本体からBIOSを吸い出すことやゲームソフトからROMイメージを吸い出して個人で遊ぶ方法は問題ありませんが不特定多数の人にROM/BIOSデータを配布することは禁止されており絶対にやらないでください。ダウンロードやアップロードも同様に手を出さないようお願いします。

また、心配される方もいますがエミュレータ本体には違法性はありませんので安心してください。

エミュレータ対応の実機コントローラー紹介
PCで使えるGCコン! ホリ製クラシックコントローラー
任天堂のライセンスを受けて作られたホリ製クラシックコントローラーです。Switchに限らずUSB接続することでパソコン上(Xinput)でも認識します。連射機能を搭載しておりエミュレータに最適。
PS4コントローラー USB接続
BlurtoothもしくはUSB接続することでパソコン上で認識します。デュアルバイブレーション、加速度・重力感覚、ジャイロセンサー搭載。エミュレータで遊ぶならDUALSHOCKシリーズ安定。
Xbox 360コントローラー USB接続
USB接続することでパソコン上でも認識します。もちろんPCゲームやエミュレータでも利用可能。公式のゲーム大会では有利すぎると使用禁止になった最強のゲーミングコントローラー。